…徒然なるままに…2017

🎵今年は高校音楽科時代の友人、大学の同期、多くの古い友人達と会う機会がありました。

🎵感じることは、同じ目標を目指していた仲間は、個性は色とりどりとはいえ、「大切と思えるもの」「美しいと思えるもの」「何に重きを置くか」etc…根底に同じ価値観を持つ者同士。
そんな貴重な仲間と出逢えたことが、何より、人生の宝である。ということです。

🎹大学は、その当時、ピアノ科、弦楽器科合わせ定員30名のため、ヴァイオリン科は6名。
ヴァイオリンという楽器を通して出逢えた友人達とは、今でも、様々な話題で、時を過ごします。

🎻17世紀あたりからイタリアのクレモナで、卓越した職人達によりヴァイオリンが確立され、現在でもその職人達のヴァイオリンは、人々を魅了し続けています。
クレモナの街にはポー川が流れ、その気候が、ヴァイオリン作りに適していたとのこと。
ポー川の源流はアルプス山脈。

🇮🇹北イタリア、コモ湖を訪れたとき、目の前に立ちはだかる崇高で雄々しいアルプス、澄んだ空気、コモ湖の穏やかな水面、歴史に名を残す人々の豪華だけれども落ち着いた佇まいの別荘。

時間を忘れてしまいそうな空間のコモ湖はまるで絵画のようでした。

モコ湖

モコ湖

有難いことに、芸術の街ミラノへは、それほど遠くなく、オンオフが使い分けられる、程よい距離。
この湖水地方から流れ出るポー川の恵みにより、ヴァイオリンは育まれてきました。

ミラノ・スカラ座
ミラノ・スカラ座

🇯🇵20世紀、両親のおかげで子供の頃からヴァイオリンに携わり、偶然なのか必然なのか、ヴァイオリンを通して出逢った大切な仲間達。
各々、人生は様々ですが、時を経て21世紀になっても同じものに共感できる。尊敬できる。語ることができる。

そんな「友」という素晴らしい宝物を得たことを、私は確信していますし、有難く思います。

🔰an der schönen blauen donau

🎼音楽科、最後の合奏授業、

12/9.卒業演奏会にシュトラウスの「美しく青きドナウ」を合奏しました。
音楽科の修学旅行はプラハ、ザルツブルク、ウィーン。
そして、12月中旬、これから受験に向かう3年生が混じっての最後の合奏授業。
最後の最後に、予定外で突発的に、全員各々好きな場所に立ち、指揮無し、コンミスを中心に円形となり、まるでウィーンの街角で自由に奏でるように、最後のドナウを演奏しました。
普段、「ああしなさい!こうしなさい!」と指示する側の私達が、一聴衆となって、彼等の演奏を楽しみました。
若々しく、解放感のある生き生きとしたドナウは、思わず踊りだしたくなるような感覚に陥り、これぞ、至福の時。
終止音と共にbravo!

響きの素晴らしいホールで、緊張感のある演奏を聴くのも素敵ですが、慣れ親しんだ学校の教室で、この先二度と組むことのないメンバー、そしてこのメンバーで弾く最後の曲…という、想いのこもった演奏は、また格別です。

多くの練習時間をかけても、音楽として現れるのは一瞬。まさに「泡沫」。

瞬間芸術の貴さと美しさと儚さと。

「ドナウ川」は恋をしていると「青く」見える…と、昔、ウィーンで教えられたことがあります。
10代の彼等には、きっと青く見えることでしょう。
彼等の「ドナウ」は、まさに「美しく、若々しく、初々しい、青きドナウ」…でした。