令和1年.11月17日。
荒井優利奈さんのリサイタル
1部、2部を聴かせていただきました。
曲目を変えての2部公演。
北海道〜岐阜〜東京とウィーンから一時帰国してのリサイタルです。
プログラムの殆どが1.2ヵ月前から練習し始めた…とのことですが、そんなこと微塵も見せず、見事な演奏でした。
♪モーツァルトはモーツァルトらしく、
♪ブラームスはブラームスらしく、
♪G線の調弦をFに合わせるイザイ、
♪クライスラーも、さすが、現ウィーン住民らしく、暗黙の揺らぎや軽やかさ。
この日のピアニストは優利奈さんの同級生「リード希亜奈」さん。
2部のみ、ピアノソロ曲がありました。
♪ラヴェル「ラ ヴァルス」
♪カプースチン「変奏曲」
カプースチンは初めて聴きました。
Jassの要素が入り、かなりの難曲であろうと想像できますが、
バイタリティ溢れエネルギッシュで、それでもって、きっちり整理された感があり、
興味深く、ソロピアノに引き込まれていました。
また、優利奈さん同様、
人柄の良さが笑顔と共に滲み出ていて、
この日は、質の高い喜びと温かな気持ちで満たされていました。
お天気も応援してくれているのか、とても暖かな昼下がり。
ウィーン秋限定のマロンチョコ。
定番のウィーンのチョコレートは今までも、いろいろ食してきましたが、これは美味しい!!!
…《なぜか、ふと、映画「第三の男」の並木道が頭をよぎりました》
ウィーンの季節のモノを…という、そういう心遣いもまた嬉しい。
次回
令和3年3月3日
サンサーンス協奏曲3番を
名古屋フィルハーモニー交響楽団と競演。
(冗談のような本当の企画です)
まだまだ研鑽のため、ウィーンで勉強中ですが、
子供の頃を知っているから…
という贔屓目を捨てても、
広く皆さんに知っていただきたい、
すでに素晴らしい、更に成長を遂げるであろう、
Violinist 《Yurina.Arai》
が、誕生していると確信いたしました。