令和2年になり、
1月に「コロナウィルス」という言葉を初めて聞き、何ヶ月か先に、まさか、このような事態になろうとは…。
1月に大阪梅田を訪れたとき、慣れないマスクを付けながらも、それほど危機感もなく、闊歩していました。
ここも梅田の中心です。
この非常事態に、私が一番しなくてはいけないことは、
「おうちで過ごそう」
となると、TVの視聴時間が長くなります。
普段あまり拝見することのない他県の知事さんもインプットされていきます。
それぞれの県の特色が違うのを、
「なるほど」と思いながら観ています。
その中でも賛同するのは、
独自のアイデアで、大阪知事と市長がタッグを組んで、早め早めの行動。
雨合羽までのアイデアが出るとは。
1838年、大阪船場に設立された蘭学、医学を学ぶ、緒方洪庵の『適塾』
塾生は、立身出世など求めず、純粋に学問を求めた若者が多く集まり、
教える者と教えられる者がお互い切磋琢磨していたという、
ある意味、受け身体制ではなく、現代に求める新しい学習では。
そして、物事のすべてに通ずる理解力や判断力を養ったそうです。
その結果、名だたる多くの優秀な弟子を輩出。
若い頃から、この適塾は、なにかが、違う。
個性的。商人の町である西の自由さ。と興味が湧いていました。
その流れが、ずーっと続いているのでしょうか。
純粋に、今、目の前にあることの優先順位を考え、何とかしなくては。と。
実際のところは可能かどうかわかりませんが、
大阪の医療がワンチームとなって、ワクチンを開発しようとしています。
(各自治体の医療従事者には頭が下がるばかりです。)
ワクチン無くして、この禍いは終息しないと思っておりますので、個人的には凄く期待しています。
緒方洪庵にも、あの世から弟子を引き連れて、後押ししてもらいたいものです。
いろいろなシガラミが邪魔をして、
本質、優先しなくてはいけないことが見えなくなる。
それでは、取り返しのつかないことになる。
個性的な意見、大胆な考え、先を見通す判断力。
それが、世の中のためであれば、各々の首長にはどんどん取り入れていってもらいたいものです。
本当に人々のためであれば、私達は納得できます。
ちなみに、大阪大学医学部出身の手塚治虫さんの曾祖父も、『適塾』出身。
漫画という違う分野で、医学を基盤に唯一無ニの個性を発揮され、多くの子供たちに夢を与えて下さった先駆者ですね。
そういえば、阪大が舞台の「白い巨塔」など、数々の社会問題を取り上げていた山崎豊子さんも大阪船場出身でした。
阪大近くを走る大阪モノレール