2021. 7月、発表会を行います。
このコロナ禍、
一年前日程を決め会場を押さえるとき、
オリンピックが開催できるかどうか?は、さておき、
感染状況に関わらず、
国の威信をかけて必ず開催するという姿勢を、ギリギリまで崩さないだろう…
何としてもワクチンを行き渡らせようとするのでは…と予想し、
この日に決めました。
が、しかし、
多くの日本人にワクチンが行き渡るのはいつのことやら。
国力の無さに愕然としています。
呆れモードのなか、
そんなことを言っていても仕方ない、
今、できることをやるしかないと切り替え、
夏に向け、親御さんのご協力のもと、生徒さん達も私も頑張っています。
発表会のソロ曲は、
どんな小さなお子さんでも、
必ず基礎を順々に積み上げたクラッシック曲。
これは絶対のポリシー。
バイオリンは基礎がしっかりしていないと、たとえキラキラ星でも綺麗には弾けません。
園児から大学生までの全体合奏は、
こんな時世だからこそ、
『レ ミゼラブル』より
「心は愛にあふれて〜民衆のうた」
人類が団結して、この見えない恐怖に打ち勝ちたい!という気持ちから、
この曲を選びました。
今回も、
苦手だけれど自分の感性を信じて、
頭を抱えながらバイオリン2パートに編曲し、
小さなお子さんのために、簡単な別パートも加え、
全員でソーシャルディスタンスの舞台を想定しながら、今から出来上がりを想像しています。
今回は、
事前に来場して下さるご家族の皆様の個人情報も頂戴し、
感染予防のため、親御さんにもご協力いただき行わせていただきますが、
何より無事に全員が当日集まることができ、
その後も無事であることを願うのみです。
練習の努力は各々できますが、
見えない敵への努力は、
できる防御はしていてもどうしようもないもの。
私の明日もわかりません。
今年ほど、
皆さんの努力したソロ曲と、
最後の勇ましい「民衆のうた」を、
弾きたい、聴きたい年は、
未だかつてありません。
うたかたの如く消えぬよう、
開催を祈るのみです。