やはり遠い松竹座

昨年4月に松竹座のお芝居を観る予定でした。
しかしコロナで休演。

同じ演目が行われるということで、心待ちにしていました。

台風14号接近のため、
予定より1日早く大阪入りし、
観劇の日は大雨かもと思い、
前乗りした日に松竹座の前まで行き、
「明日、また来ます!」という気持ちで、
雑然とした難波をすぐ離れました。

が、すでに、その日から出演者陽性のため休演。

前回は、
大阪入りする前に休演とわかり、
今回は心斎橋あたりで休演と知り、
ほとほと縁のない松竹座。

空いた観劇の日をどうするか…。
ちょうど、
劇団四季が『オペラ座の怪人』を上演中。
当日、窓口でチケットがあればいいか…くらいの気持ちで、
大阪四季劇場に向かいました。
少しチケット残っていましたが、
この席でS席???と、
ちょっと不満げな私ですが。

よくよく考えたら、今年の発表会の全員合奏は『オペラ座の怪人』から2曲。

これも縁と思い、
初演に観劇したきり、
ほぼ忘れている舞台をしっかり観させていただきました。

《アンドリューロイドウェーバー》はイギリスの作曲家。

有名どころの曲は、
まぁ、皆さんご存知でしょうが、
他の曲達は、なるほど、イギリスっぽい…と思いながら、
ミュージカル『ファントム』との違いを観察していました。

観客が怪人に心入れしてしまうのが『ファントム』の方。

ラストの終わり方の違いも、
『オペラ座の怪人』は続編ができるようになってるわ、と、
なんだか分析しながら観ていました。

 

ただ今、発表会の合奏曲編曲真っ最中。
劇場で音楽を聴きながら、
このオブリガートが耳につくから、これ付け加えよう…と、
一応、観劇して収穫があったのかなと思っています。

今回は松竹座の前まで行けても中に入れず。
舞台が観たかった…
という想いにかられながら、
いまだに、遠い遠い松竹座でしたが、

ホテルから近い四季劇場で、
1月の発表会に向け、
得たものはありました。

台風のため、観劇後、
外に出たら百貨店はじめ全ての店舗が休業。
夕食はどうしたものか…
滞在後、
帰りの新幹線、事故のため新大阪で待ちぼうけ…

いろいろありますが、
不測の事態でも、
変換して何か得られれば良しとして。

予定通り行われることも有難いですが、
計画通りいかないこともまた面白い。

被害に遭われた方々にお見舞いの気持ちを忘れず、
不思議な大阪入りでした。

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