半世紀続ける…

コロナ、インフルエンザが蔓延するなか、1/21に、無事
発表会を終わらせていただきました。

お正月を挟んだにも関わらず、
皆さんよく頑張られたと思います。

一年半毎の発表会。
夏と冬。かなり過酷な季節の発表会ではありますが、
まず、ひとりの欠席者もいなかったことが、なにより、嬉しかったです。

小さな子供達は教則本を地道に練習し、
そこからちょっと背伸びした曲選び。
何年も頑張ってきた生徒さんは、
今年は、
ベリオ、バッハ、ヒンデミット、パガニーニ、シベリウス。
難曲に取り組み、それぞれが、堂々と立派に弾いてくれました。
続けてきたからこそ、身についたことです。
いつの日か、そのことに喜びを得ることでしょう。

合奏も
小さな子供達での「メヌエット第3」

全員で「オペラ座の怪人」

次の日、
魂の休息…ということで、
兵庫県立芸術文化センター大ホールにて行われた、
アロージャスオーケストラをバックに、
安奈淳、上田正樹、etcのコンサートに行ってきました。

上田正樹さんは、生で聴くと
エネルギッシュで
グルーヴ感が細胞単位で動いてて、
とても、73歳とは思えない。
けれど、そのお歳だからこそ出てくる渋さ。

ブルースにのめり込んだきっかけも
面白可笑しくお話下さり、
あとから調べたら、
岐阜高校〜岐阜大学ということにビックリ!。
お父様が京大合唱部だったため、
自分はベートーヴェンが好きと、
(ホントかウソか、笑いが起こっていました)
第九をブルース調に歌われたり。。。

さて、お目当てだった、
私の子供の頃のスターさん。
元宝塚の四天王のひとり、
安奈淳さん。
約50年前に、舞台を観て、一気に魅了され、
歌が上手く、可愛くもカッコよくもあり、子供心に憧れのお姉さん?なのか、お兄さん?なのか…???
ものすごく遠い存在だったスターさん。
今回は企画の知人からのお誘いということもあり、
安奈さんの眼の動き、瞬きさえわかるほどのSSS!席。
「安奈淳さんに歌ってほしいリクエストはありますか?」と知人から尋ねられ、
リクエストした懐かしい歌を歌って下さったときには、
驚きの声をあげてしまいました(小さくです笑)

上田正樹さんよりも年上の安奈淳さんが、
今でも現役で歌える。
ご病気もされましたが、
長年、レッスンを積んで、
日々の練習を怠らずされていたからでしょう。

今でも透き通るような肌に大きな眼。美しく輝やいていらっしゃいました。
根っからの関西人で、
力の抜けた感のお話も面白いのですが、
なんともチャーミングで品格のある「華」を感じます。

子供の頃の私に伝えたいくらいです。

【50年後に、ものすごく近くで安奈淳さんに会えるよ。
そして好きな歌を目の前で歌ってくれるよ】って。

長い年月を経ても芸事が披露できる。

安奈淳さんの歌一筋の生き様に、
尊敬と、子供の頃と同じ満面の笑みで拍手をしている私でした。

生徒さん達も、
どんな形であれ、
長くバイオリンに携われる人生になってほしいと、
皆さんの50年後の演奏は、私はもう聴けないでしょうが、
空から楽しみに耳を傾けています。

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