Quartet.KAN…まっしぐら???

2023.8/5.6の2日間、
「名フィルの日」と題して、
団員さんが、様々な組み合わせで
多くのアンサンブルを披露していました。
1日券を購入すれば出入り自由です。

友人が2ndバイオリンとして、
名フィルの
首席客演コンサートマスターに就任されている
荒井英治先生と一緒にカルテットを演奏するということで、
来年、閉館になる、
しらかわホールに向かいました。

カルテットの4人登場…

猫Tシャツにジーンズ。
荒井先生、赤い靴下…。
やたらラフ。でも、なんだかいい。
そっか、、カルテット.カンだから、
カル=缶…まっしぐら…ね笑。

四匹の猫たち(失礼!)

曲目は、音が発せられるまで秘密。
…発せられても秘密。

いきなり、弦楽四重奏でヘビメタ!

びっくり!!!

でも、なんの違和感もない。
団員の皆さまの技術があってこそのヘビメタ演奏。
演奏者ノリノリ。
荒井先生なんて、グルーヴィで本当に楽しそう。

暫く呆気にとられ、

次は、
ヒンデミット「ミニマックス(軍楽隊のためのレパートリー)」

これも、とにかく面白いのと、
やはり技術と演技力?がないと聴衆を楽しませることができないであろう曲。

わざと音程を外したり、
2ndバイオリン、ビオラが、席を立ち、
ドナウ川の向こうでトランペットを吹いている、という設定で、
後ろで立って弾いたり。
ハーモニックスばかりのメロディあり。
楽しいマーチあり、甘く美しいワルツあり。
茶目っ気たっぶりのプログラム。

そして、JAZZ。
「インディゴの夜」
「A列車で行こう」
ピアニッシモのところが美しくて、
「こういう空間が素敵」と
酔っていました。

弦楽というとお堅いイメージかもしれませんが、
実は、奏者それぞれ、いろいろなジャンルの音楽が好きで、
ヘビメタだろうがJAZZだろうが、
テクニックとセンスで、
奏者が心から楽しんでいるのを
受け取ると、
聴衆も、眼から耳から、その空間の空気を感じて、
一体感で楽しくなります。

クラッシックの弦楽○重奏曲も
とても素敵ですが、
今日は、なんだか、
良い意味で意表を突かれ、

【楽しげに餌にまっしぐらの四匹の猫たち】を(再度、失礼!!)

こちら側で、
最初は、ぼう然と眺めながらも、
その姿に癒されたり、元気が湧いたり、取り憑かれたように凝視したり、身体が自然に動いたり、
とにかく楽しい瞬間でした。

おもしろかった…。
…これに尽きます。

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