🇱🇹命に命を繋いだ6000枚のビザ

岐阜が誇る…日本が誇る「杉原千畝」氏。
リトアニア、カウナスの領事館に赴任中、外務省の命令に反して、人道的な立場から、6000枚以上のビザを発行し、多くのユダヤ人を助けた史実は、今やドラマ等でも取り上げられ、周知のことと思います。
そのリトアニアで、2017年9月下旬、荒井優利奈さんがリトアニア国立フィルハーモニー管弦楽団と、ブルッフのヴァイオリンコンチェルトをグァルネリ使用で演奏しました。
また、大使館主催の杉原ウィークには、招かれ、演奏したそうです。

 

杉原千畝氏の一枚一枚書いたビザが、ひとりの人間を救い、そこから枝分かれし、多くの子孫に命が繋がれている。
あの軍国主義の時代、自ら命の危険をも感じながら、何が正しいことか…自分の意志に従った杉原氏の行動は「尊敬」という簡単な言葉では言い表せません。

音楽も、作曲家の手を離れてから、多くの演奏家の手を経て、現代の私達は耳にすることができます。
演奏家がいてこそ、300年前の音楽でも、現在聴くことができます。

♪繋いでいくことの大切さ。
♪本物だけが、時を経ても残っていく。
真実だと思います。

荒井優利奈さんが、「ハイフェッツの故郷」、「杉原千畝氏が自らの意志で為すべきことを成した地」、リトアニアで栄誉を戴いたことに、これからの彼女の人生、どのような縁があるのか楽しみです。

ちなみに…
杉原氏1900年1月1日生🇯🇵
ハイフェッツ1901年2月2日生🇱🇹

NHK FMからの調べ♪

今年に入り、ハイフェッツ国際コンクール、プラハの春国際コンクールで栄誉に輝いた荒井優利奈さんの演奏が、NHK FM「リサイタル ノヴァ」で流れます。
9月17日(日)20:20〜20:55
9月22日(金)9:20〜9:55(再放送)

🎵エルガー 「気まぐれな女」
🎵シマノフスキー 「神話」より 「ア
ルトゥーザの泉」
🎵シューマン 「幻想小曲集」
🎵ポンセ 「エストレリータ」

使用楽器はピエトロ グァルネリ(1721)

静寂な空間で、美しい音楽と向き合うひととき。なんとも、贅沢な時間です。

荒井さんは、益々の研鑽を積むためヨーロッパへと発ちました。
いろいろな経験を積んで、また素晴らしい音楽を提供してくれることでしょう。
心に残るバイオリニストに成長されることを願って止みません。

🇭🇺リスト音楽院🇭🇺

2017.7/31〜8/5の期間、リスト音楽院の先生方による公開レッスンがありました。ピアノ、チェロ、バイオリン各々、別場所にてのレッスン。
私の生徒も受講させていただきました。
この短い期間で3回のレッスン。
最初のレッスンでアドバイス受けたことを次のレッスンまでに何とか少しでも直したい…との思いで、毎日必死だったと思います。
いつもは一週間に一度のレッスンで、多少余裕はありますが、今回はとにかく時間がありません。
凝縮された期間のため、密度の濃い練習に自ら挑んで過ごしていた…というのが、3回目のレッスンを聴講したとき、ヒシと感じました。
また、ひとつ良い経験をさせていただけたと思います。

プラハ音楽院、リスト音楽院の先生方のレッスンを受けられる…岐阜在住の良さと有り難さを感じた夏休みの始まりでした。
関係者の皆様、お世話になりありがとうございます。

プラハの春

「プラハの春」といっても20世紀の民主化のお話ではなく、戦後1947年から始まった音楽の国際コンクールです。
2月にリトアニア、ハイフェッツ国際コンクールで1位に輝いた荒井優利奈さんが、その「プラハの春国際コンクール」で2位をいただきました。


芸大の師である玉井先生が25年前に1位を獲得してから四半世紀後に、弟子の荒井さんが栄誉をいただきました。
日本人として、誇らしいことです。
今年に入り、バルト三国〜中欧に彼女の音色が響いたかと思うと、美しい景色と重なって感動を覚えざるを得ません。

春のプラハ…以前訪れたとき、リラの花が街中に彩りを与えていました。宝石のようなプラハの街並みに芳しいほどのリラの花々。
ひとつひとつの花は可憐ですが、樹々となると圧倒されるものがあり、それなのに、あの品の良い淡い色彩のせいか、圧倒されながらも嫌味がない…

コンクール設立からちょうど70年。
激動の歴史があるプラハの地で、毎年咲くリラの花のように、この栄誉は、間違いなく足跡を残し、歴史に刻まれることでしょう。

 

本選リハーサル
ドボルザークホール

公開レッスン参加

2017.3/19〜3/21
岐阜市サラマンカホールに於いて、プラハ音楽院教授、ダナ ヴラホヴァ先生の公開レッスンに、生徒2名が、受講させていただきました。
初めて、欧州の先生からレッスンを受け、たくさんの刺激を受けたことと思います。
バイオリンの技術を上げるための大切な基礎的なこと、もちろん音楽性も教えていただきましたが、何より「もっとバイオリンが上手になりたい!、もっと練習しなくては!」と、意識が変わったのが、私としてはとても嬉しいことでした。
10代のうちに良い刺激を受け、ひとつ殻を破ること、大きな経験をさせていただき、決して無くなることのない、貴重な財産を生徒達は得たと思っております。
また、地道に頑張ってくれることでしょう。
私の力の出来る限りで応援したいと思います。

ヤッシャ ハイフェッツ

2017.2.21

昔の生徒さん、荒井優利奈さん(東京芸大)が、リトアニア、ハイフェッツ国際コンクールで1位を獲得いたしました。ファイナルにはコンクールの委員長、ギドン クレーメルも審査に加わったそうです。

芯の強い、大胆な演奏でありながら、流麗で気品溢れる演奏には、時間を忘れそうになります。

「もっと聴いていたい…」と思わせてくれる演奏。

聴衆が、一番望むことではないでしょうか🎶

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2017年発表会

2017年、1月29日、岐阜市メディアコスモス、みんなのホールに於いて発表会を行いました。
幼稚園児から大学生まで、それぞれの曲を精一杯演奏してくれました。
ソロ曲はソナタ、協奏曲等、クラッシック。
全員合奏はミュージカル「エリザベート」より、バイオリンパート2声に編曲し、演奏いたしました。
ソロでは各々の個性を、合奏では、協調性を、この機会に学んでくれたことだと思います。
無事に発表会が終わりましたこと、関係して下さった皆様に感謝です。

2017-2024 岩﨑バイオリン教室